炎症性腸疾患(IBD)のひとつである潰瘍性大腸炎(UC)と特発性大腿骨頭壊死(ION)の人のちょっとした日々。
本の感想を主に書いてます。
申し訳ありませんがコメントとトラックバックは受け付けません。
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- - -
変形性股関節症のリハビリテーション
勝又 壮一,金 誠煕,下田 宏登,土屋 辰夫,小泉 千秋,星 昌博

  これ図書館で借りたんだけど、意外にもA5ではなくB5の本だったため結構デカい。2005年3月に出た本なのに多少絵が古臭いというのはある。神奈川リハビリテーション病院が中心となって書いているみたいだ。

 リハビリテーションの考え方から筋肉強化法、ストレッチ法、歩行改善、日常生活運動について、水中運動、痛みへの対処法、術後のリハビリテーションについて書いてある。変形性股関節症と
<ほぼ>同じようなリハビリでIONは対応することが可能と思うので借りたわけなんだけど、この本はその筋トレやストレッチで駄目なパターンまで書いているのがいい。こういう動きは駄目ですよ、っていうね。筋トレはひとつひとつこの動きは外転筋の強化、これは腸斜筋の強化のため、ってこの動き=どこの部位が鍛えられるかっていうの記載されているのがいいですね。ただちょっと無理だろこの動き・・・なんてのも多少は載ってますけど。
 この本によると上体は体重の60%であるから、2本足で立つときは片側の股関節に30パーセントの力が加わる、つまり体重50kgなら15kg。けれど、片足で歩く時には40kgかかるとのことなのだ。基本的に歩くというのはその瞬間は片足なんだからそれぞれ40kgを瞬時に切り替えて歩いているということになる。それはもうなんとも・・・難しいわけである。赤ちゃんが1歳の時に15kgだとしてこの計算によれば10kg超が片足にかかってるんだけど歩き出すもんな。
ION comments(0) trackbacks(0)
約束された場所で underground(2)
  村上春樹のアンダーグラウンドだけはまだ手をだすまい、と長年思ってきた。アンダーグラウンドとアンダーグラウンド2だけは。危険なにおいがぷんぷんしていたし、同時にその危険を咀嚼するだけの力が自分には備わっていないように思えた。だけど、1Q84を読んで、それから松本サリン事件15年というのが今年ということもあり、そろそろもう良いと思ったのだ。

 不本意にもアンダーグラウンドから読めなかったのは単に貸出中だったからだ。アンダーグラウンド2はオウムの信者たちと村上が対峙して話している。村上はあくまでも自分は宗教を肯定も否定もしない中立の立場であり続けようとしたが、インタビュアーとしてはやはり幾分卵側、幾分ではないだろう、随分と一般人の立場に立っていると思う。アンダーグラウンドの後だからかもしれない。
 オウム信者だった彼ら一人ひとりの生い立ちというか、何故そう信仰するに至ったかという文章を読んでもあまりにも絶対的な呼応があったから入信した、というのでもなく「何となく」「そういう流れだから」足を踏み込んでしまったということがあまりにも多くて、私もびっくりした。彼らはそれなりに孤独や負荷をかかえてたりする存在であるけれども、村上春樹が彼らに言っているのは「でもそんなの一般の人だって少なからず持ち合わせているものだ」ことだ。彼らは自分の苦悩を周囲にはとうてい理解できない「特別な苦悩」として持ち合わせており、そのため周囲にコミットメント出来ないと思っている、そこでそれを超越した存在が「オウム」だからオウムに入信したのだ、という。あくまでこの理由に対して村上春樹は理解を示そうというよりかは、一貫して怒り続けているのではないかという感じを受けた。後の河合先生との対談に関しても、河合先生はやはり心理学者でもあるのでそういった心情に対しての理解や、生活保護を受ける人に対しての理解さえも示しているが、村上春樹は一貫して「でもね、僕はこう思うんですよ。云々〜」という、彼らを超越した存在である「オウム」が、一方でで彼らを救済したのと同時に、他方であれだけの無差別テロを行ったその責任の認知を求めているように思えた。だから今はオウムから離れた信者が、それでも何年かオウムにいた期間のことは後悔していないということに対しても、不満であるように思えた。だけど信者側からしたらオウムが無差別テロを行ったことに対して明らかな憤りを感じて、「自分が属していたものは全て間違っていた、その期間を返してほしい」なんて簡単に全否定出来るだろうか。それは自分を否定することでもあると思うからだ。もちろん信者の幾人かはオウムのしたことは許されないことだ、という者もいるが、一方で本当にオウムがやったのかは未だに信じることが出来ないというものもいる。村上春樹はきっと、現実を見ろといいたいのだと思う。実際に何も関係ない人が何人も殺されてるんだ、それなのに自らを救済したからってその存在を例えある一部分でも認知し、肯定し続けることが何の意味があるのだ、って。





その他・本 comments(0) trackbacks(0)
豚キムチにジンクスはあるのか
  いとやまあきこのエッセイ。

 この題名といい何なんだと思ったらマガジンハウスのHANAKOちゃんの連載だったらしい。そんな感じするする。でもこの人の書く表現が本当に食欲をそそられて・・・。
その他・エッセイ comments(0) trackbacks(0)
トップアスリート
  小松成美といえばヒデ本などスポーツ的なイメージが。JALの機内誌SKYWARDにて連載されていたもの。ANAはちなみに空の王国という機内誌なんですが、断然JALの方が好きなので、去年1年間購読していました。まあいうなれば旅雑誌なのですが、ルクセンブルグやブルガリアなどちょっとメインからははずれたところも特集してくれるので気に入っていたのだ。そしてこの連載は毎回アスリートを迎えてその半生を探るみたいなものだったけれど、この連載がかなり好きだった。

 うーん、すごいなぁと素直に感動します。アスリートのその精神の追い込みというか、もう筋肉が出来上がっている人たちにも関わらず、肉体改造と称して、また1から筋トレするじゃないですか。私なんかもともと筋肉ないんだから筋トレするのは当たり前だと本当に思いました。北島なんかも・・・あの自信に嫌気がさしますが、その自信を導きだすだけの努力をしてるなぁって本当に思う。パラリンピックの選手も載っていて・・・この本で国立障害者リハビリテーションセンターという場所があるのを知った。
その他・本 comments(0) trackbacks(0)
密送航路
  フィリップ・カー初挑戦。

 いやーおもしろいです。あらぬ罪で5年間刑務所に服役していた男が5年の間に徹底的にロシア語を勉強し体を鍛えて、シャバにでてその仇をはらしにいくという話。格好いい!何度も「5年という月日は十分長かったぜ・・・」みたいなセリフが出てきて格好いい。そして私もある意味の懲役中であるからだ。
その他・小説 comments(0) trackbacks(0)
手術をしないで乗り越えた股関節症15年の記録
  変形性股関節症患者にとってバイブル的一冊。IONと変形性〜は兄弟のような存在であると思うため、意を決して中古で購入。1500円ほどした。

 うーん、本当に患者が書いているので患者目線で良いと思う。毎日の日記、クリティカルパス、プールでの歩き方、杖の持ち方、毎日の過ごし方…医師とトレーナーとの連携性。一貫してこの本が言っているのは「絶対に無理しない」ということだ。座っているときもものすごく股関節には負担がかかる。だからなるべく寝たカッコにするなどなど。その方は変形性股関節症を文字通り「切らずに」治したのだが、それなりに努力をされていると思う。毎日プールに行ったり、専門トレーナーをつけてコーチングしてもらったり、温泉病院に入院したり。本当そのぶれない姿勢に感動したのだが、しかし時間とお金がある人向けだとも思う。なぜならコーチングは保険適用外であるし、その方の通われているフィットネスクラブを調べたら専門コーチング料が月7万かかる。過去と現在で違うだろうけれど、それでも高い、高すぎる。一般人にはとてもじゃないが無理である。ましてや特定疾患のわれには助成が受けられるので手術したほうが安いということはある。しかし、しかしだ・・・お金のことだけではない。一旦切ってみるとわかるのだが、切ることによってうけるダメージは計り知れない。足的にももちろん精神的にもだ。満点を100として50点の足だとすると、切ったら一旦0でまた100にするのに100のエネルギーが必要とされる。50なら50から100にすればいい。もちろん50から下がるということだって考えられるけれど0までは下がらないだろう。だから切らないで出来ることがあればこの本にあるように出来る限りしたいと思う。切ってから思うなよ、って感じだけど。まあ私の場合はもう1足あるので…。やりすぎと筋肉痛と心地よい疲労とのその関係性までうたってくれているのでとてもよろしい本である。
ION comments(0) trackbacks(0)
新釈 走れメロス
  表紙もいいし中身にも絵が描いている。

 自分は桜の森の満開の下が一番良かったです。山月記は原作を愛しすぎているのでそれをもちろん越えられない。いや越えることを目指しているのではないのだが。それにしても森見、愛すべきトホホである。
その他・小説 comments(0) trackbacks(0)
ニート
  あんまり?でした。
その他・小説 comments(0) trackbacks(0)
エスケイプ/アブセント
  エスケイプしている。
- comments(0) trackbacks(0)
チェ・ゲバラ伝

 読みたかった本。著者は元新聞記者ということでなるほど資料に基づいた本であると思う。

 ボリビア日記ではボリビアに至るところがクライマックス的なのだが、それまでのメキシコ〜キューバへの蜂起、日本など世界を回ったことなど色々書かれている。ゲバラが結局キューバが自立してやっていくには、砂糖の輸出先をアメリカへの依存をソ連にしたって意味がない、真の意味での工業国にならなければという強い信念をずっと持ち続けているというのは、本当に恐れ入る。それからその性格も・・・。著者は実際に南米を旅して、良くいえばゆるりとした悪く言えばすべてがいい加減的な南米的性格をもった人のことを何度も取り上げているのだが、ゲバラの献身的かつ厳格さをあまりにも「まれにみる」ものとして書いている。だからといってゲバラの親や兄弟がそうであるかというとそうではなく、ゲバラだけに現れた「特異な性質」だった、としている。ゲバラはインドに寄ったあと、日本を見て、皆が真面目に働く国民性に胸を打たれたらしい。なるほどそういう見かたもあることに内にいればわからない。それから最初の妻との結婚というか、すべての思想をともにすることの幸せを書いている。カストロへの最後の手紙を読んだだけで泣けます。序文にて、人が革命家になることは容易ではないことだが必ずしも難しくはない。しかし革命家であり続けることは難しい。チェゲバラを一言でいえば、革命家であり続けた男と言えるだろう。

その他・本 comments(0) trackbacks(0)








<< | 2/8 | >>