炎症性腸疾患(IBD)のひとつである潰瘍性大腸炎(UC)と特発性大腿骨頭壊死(ION)の人のちょっとした日々。
本の感想を主に書いてます。
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OZ magazine (オズ・マガジン) 2009年 07月号
  OZマガジンはこれまで買ったことないのですが、買いました。関東で発売されてる本なのです。友人いわく「まーあんまり読むとこないが」とういことなのですが・・・。関西でいうとハナコウエストみたいなああいうたぐいかと思います。案の定あんまり読むとこないのですが、KIKIちゃんが可愛すぎて許す。

 というのもアート特集でなおかつ越後妻有だったから。あー今年まだ一つも展覧会みてない。ある年なんて40個くらい見てたのにな。さて、えちごつまりで大地の芸術祭というのが開かれています。ここにはタレルの光の家なんかもあっていつかはとまりたーいなんて思ってるのだけど、基本和式なのでどうだろう。ベッドがないと。大地の芸術祭も3年に1回だし一度は行きたいよなー。でも交通手段がないっぽいなー足場も田舎だから悪いかもしれないなー何せ田んぼのなかに作品があるしなーとか何とか思ったり。
 それにしても青森もまた行きたいなー今度は十和田もあるし、芸術センターもいいよなぁ。あおもり犬かわいいなー。

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派遣村

 年越し派遣村から続いていた派遣村この6月に解散になったみたいだ。500人超の登録だったにもかかわらず、就職出来たのは僅かに14人だけだったらしい。その派遣村村長・湯浅誠の著作。少し前毎日新聞で湯浅誠のインタビューが載っていたため、非常に興味を持ったのだ。

 インターネットに記事があった。「湯浅誠は現代のヒトラーになれるのか」。饒舌かつ雄弁であり、恐れを知らないというのは彼のことかもしれないけれど、毎日新聞の記事では湯浅誠はそのおいたちにおいて、内なる悪を言わずもがな抱えていた。彼の兄は障害者で小さいときから家にはヘルパーの人が来ており、彼らは自分と兄をひっくるめて一緒に遊んでくれた、という。彼の兄の車椅子を近く養護学校まで押していくのだが、彼よりも兄がそれを嫌がったという。さまざまな思いをかかえながら育った(だろう)湯浅誠は高校時代から吉本や柄木などの思想家の本を読みふけり、権威への抵抗を感じながらも、口で言っているだけではどうにもならない、と親に言われ東大法学部へと進学することになる。その後大学院博士課程まで進むのだが、父の死により母の介護などもあり退学することになる。その時恩師に言われた言葉が「君は愛されない性格だから気をつけなさい」とのことだ。確かにそうかもしれない。在学中よりホームレス支援などを行い現在特定非営利法人自立生活サポートセンターもやいの代表をしている。まだ若い。40ぐらいだったかと思う。
 彼が一貫して言うのは、派遣=自己責任では決してないということだ。何かを問われれば自己責任で終わらせてしまい、また当の本人も自己責任だと思っているこの循環を止めるべきだと言う。彼らは派遣をあえて選んだというよりも選ばなければならなかった存在であるということを言う。確かにそうなのかもしれない。そして派遣切り→生活保護にすぐ行ってしまうそれまでのセーフティネットの準備のなさを言っている。生活保護となると市民はなぜ真面目に働いている人の金で働いていない人を食わせねばならないのか、ということを言っていて、受給者のほうも生活保護だけには頼りたくないという変な意地みたいなのがある。湯浅が言うのはセーフティネットを準備することは無駄な経費でなく、必要経費と換算することで自らの首をもつなぐということだ、そうかもしれないなあ。明日は我が身ではないが、正社員まで調整されている今我が身は絶対に解雇されないという保証がどこにあろう。そして解雇ということに至らなくても、病気になってしまい、働けなくなるということは絶対にありえる。湯浅が言うのは病気で働けない人にはみんな同情するのは自分もなったことがあるからだ、しかし失業して働けない人には同情出来ない、自分がなってはいないからと言っている。まあその病気にも色々よるんだろうけど、病気だって同情があるかどうか疑問だと私は思う。経験から認識するのではなく、可能性から認識するのがきっと正しいのだろう。
 彼のキャリアならばそれこそキャリアとして生きていくことも可能だと思うけれど、ホームレスのサポートをしながら自分だけ食いぷちをつなぐなんてことはできなかった、とどこの企業で働いたことも彼はない。だから非常に貧乏してきたらしい。その姿って、本当にすごいと思うんだけどちょっとやそっとじゃ出来ないなぁ。最低自分が食えないとって絶対思うもんなぁ。

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約束された場所で underground(2)
  村上春樹のアンダーグラウンドだけはまだ手をだすまい、と長年思ってきた。アンダーグラウンドとアンダーグラウンド2だけは。危険なにおいがぷんぷんしていたし、同時にその危険を咀嚼するだけの力が自分には備わっていないように思えた。だけど、1Q84を読んで、それから松本サリン事件15年というのが今年ということもあり、そろそろもう良いと思ったのだ。

 不本意にもアンダーグラウンドから読めなかったのは単に貸出中だったからだ。アンダーグラウンド2はオウムの信者たちと村上が対峙して話している。村上はあくまでも自分は宗教を肯定も否定もしない中立の立場であり続けようとしたが、インタビュアーとしてはやはり幾分卵側、幾分ではないだろう、随分と一般人の立場に立っていると思う。アンダーグラウンドの後だからかもしれない。
 オウム信者だった彼ら一人ひとりの生い立ちというか、何故そう信仰するに至ったかという文章を読んでもあまりにも絶対的な呼応があったから入信した、というのでもなく「何となく」「そういう流れだから」足を踏み込んでしまったということがあまりにも多くて、私もびっくりした。彼らはそれなりに孤独や負荷をかかえてたりする存在であるけれども、村上春樹が彼らに言っているのは「でもそんなの一般の人だって少なからず持ち合わせているものだ」ことだ。彼らは自分の苦悩を周囲にはとうてい理解できない「特別な苦悩」として持ち合わせており、そのため周囲にコミットメント出来ないと思っている、そこでそれを超越した存在が「オウム」だからオウムに入信したのだ、という。あくまでこの理由に対して村上春樹は理解を示そうというよりかは、一貫して怒り続けているのではないかという感じを受けた。後の河合先生との対談に関しても、河合先生はやはり心理学者でもあるのでそういった心情に対しての理解や、生活保護を受ける人に対しての理解さえも示しているが、村上春樹は一貫して「でもね、僕はこう思うんですよ。云々〜」という、彼らを超越した存在である「オウム」が、一方でで彼らを救済したのと同時に、他方であれだけの無差別テロを行ったその責任の認知を求めているように思えた。だから今はオウムから離れた信者が、それでも何年かオウムにいた期間のことは後悔していないということに対しても、不満であるように思えた。だけど信者側からしたらオウムが無差別テロを行ったことに対して明らかな憤りを感じて、「自分が属していたものは全て間違っていた、その期間を返してほしい」なんて簡単に全否定出来るだろうか。それは自分を否定することでもあると思うからだ。もちろん信者の幾人かはオウムのしたことは許されないことだ、という者もいるが、一方で本当にオウムがやったのかは未だに信じることが出来ないというものもいる。村上春樹はきっと、現実を見ろといいたいのだと思う。実際に何も関係ない人が何人も殺されてるんだ、それなのに自らを救済したからってその存在を例えある一部分でも認知し、肯定し続けることが何の意味があるのだ、って。





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トップアスリート
  小松成美といえばヒデ本などスポーツ的なイメージが。JALの機内誌SKYWARDにて連載されていたもの。ANAはちなみに空の王国という機内誌なんですが、断然JALの方が好きなので、去年1年間購読していました。まあいうなれば旅雑誌なのですが、ルクセンブルグやブルガリアなどちょっとメインからははずれたところも特集してくれるので気に入っていたのだ。そしてこの連載は毎回アスリートを迎えてその半生を探るみたいなものだったけれど、この連載がかなり好きだった。

 うーん、すごいなぁと素直に感動します。アスリートのその精神の追い込みというか、もう筋肉が出来上がっている人たちにも関わらず、肉体改造と称して、また1から筋トレするじゃないですか。私なんかもともと筋肉ないんだから筋トレするのは当たり前だと本当に思いました。北島なんかも・・・あの自信に嫌気がさしますが、その自信を導きだすだけの努力をしてるなぁって本当に思う。パラリンピックの選手も載っていて・・・この本で国立障害者リハビリテーションセンターという場所があるのを知った。
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チェ・ゲバラ伝

 読みたかった本。著者は元新聞記者ということでなるほど資料に基づいた本であると思う。

 ボリビア日記ではボリビアに至るところがクライマックス的なのだが、それまでのメキシコ〜キューバへの蜂起、日本など世界を回ったことなど色々書かれている。ゲバラが結局キューバが自立してやっていくには、砂糖の輸出先をアメリカへの依存をソ連にしたって意味がない、真の意味での工業国にならなければという強い信念をずっと持ち続けているというのは、本当に恐れ入る。それからその性格も・・・。著者は実際に南米を旅して、良くいえばゆるりとした悪く言えばすべてがいい加減的な南米的性格をもった人のことを何度も取り上げているのだが、ゲバラの献身的かつ厳格さをあまりにも「まれにみる」ものとして書いている。だからといってゲバラの親や兄弟がそうであるかというとそうではなく、ゲバラだけに現れた「特異な性質」だった、としている。ゲバラはインドに寄ったあと、日本を見て、皆が真面目に働く国民性に胸を打たれたらしい。なるほどそういう見かたもあることに内にいればわからない。それから最初の妻との結婚というか、すべての思想をともにすることの幸せを書いている。カストロへの最後の手紙を読んだだけで泣けます。序文にて、人が革命家になることは容易ではないことだが必ずしも難しくはない。しかし革命家であり続けることは難しい。チェゲバラを一言でいえば、革命家であり続けた男と言えるだろう。

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本の本
  とてもじゃないけど読み切れない。ひれ伏して3度お辞儀したいくらい。
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文藝 2008年05月号
  ちょいと読みたかった本。たまに文藝はものすごい特集をすることがある。ほむらひろしとか。

 作家ファイルと称して10年間のデビュー作家が載っている。好きな本でかなりの確率で出てきたのがガルシア・マルケスであった。私まだ読んだことないのだが・・ものすごく長編というイメージがあるもので。ひととようと山崎ナオコーラ、川上未映子と中原昌也の対談がある。中原相変わらずである。
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多読術
  まったくちくまプリマー文庫ではないと思う。

 その読書量には遠く及ばないけど、やっぱり本が好きな人なのだろう。エンゲル係数というものの本係数というものがあったら、多分ひどくパーセンテージを占めているのだろう。心して読まなければならない本だと思う。1Q84の回復書として読んだらとてもじゃなく回復できず、その病を深くした。
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ミシェル・オバマ 愛が生んだ奇跡
  あまりこういう本は読まないようにしているのだが・・・。というのもライターによってその人物を良くも悪くも描けるからだ。もちろんある種の敬意や憧憬がなければ書くことも出来ないということがあるだろう。讃辞に満ちていてるからといって、私がその人物をどう思おうが私の勝手だという思いがあるかもしれない。
 
 言わずと知れたオバマ・嫁である。ミシェル・ロビンソン。彼女がオバマ氏よりもずっと賢く、魅力的な女性であるというのは至る所で言われていることだ。その経歴に関しても大体知っていることであったのだが、ミシェルの父が多発性硬化症(MS)とは知らなかった。これは難病の一種でうちの県にも難病の患者会があるのだが、全国では12000人ほどらしい。よく知られている病気とはいえ意外に少ないのだ。視力障害、歩行障害などが出やすいと言われている。ミシェルの父は水道局の職員でMSのため、松葉杖を使用し、やがては車いすでしか働けなくなったけれど、1日も仕事を休むことはなかったと書いている。そういう父を尊敬していたし、父を困らせる存在だけにはなりたくなかった、とミシェルとその兄は言っている。小さいときからそういう存在が身近にいると、それは本当にそうだと思う。最終的に父は腎臓の病気を併発して死んでしまうのだけれど、ミシェルの兄が奨学金を出してくれるワシントン大学に進もうとすると、「そんな金を出させないことで、わたしを悩ませる気か」と言ったらしい。うう泣ける。母も小さい時からミシェル達に大人の言うことに従わなければならない、けれどなぜなのだと自分が思ったことは質問しなさい、それで納得してから従いなさいと言っている。その性格はずっと彼女にあったもので、エリートコースを進みながらもこれでよかったのかとずっと自問している。誰もがいいという大学、誰もがいいという就職先、誰もがいいという男を手に入れて、それからいきなり公務員になるところがよかった。そして公務員だからってそこに永久就職しているわけではない。彼女にとっては単なるステップにすぎないのだ。でも本当こんなに頑張ってしんどくないのか、と私は思った。頑張りすぎだとも思った。ファーストレディになったからもっと大変なんだろうなと思う。
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誤読日記
  斉藤美奈子の書評。最近読んだものと姉妹っぽい装丁だ。

 こちらのほうが芸能人本がたくさんある。2005年なんだけど、ダディやら、金曜日のパリやら。そういや昔、チーズはどこに消えた?バターはどこに溶けた?という本があったなということを思い出した。そういう読み取れ式の本は全く興味がなかったので、ああこういう内容だったのね、と書評で読む始末。大概よまなくてよかったと思った。

獄窓記/山本譲司くらいかなぁ、読みたいの。やはり軽すぎるので千夜千冊のレベルには到底達し得ない。千夜千冊読みたいな。
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