炎症性腸疾患(IBD)のひとつである潰瘍性大腸炎(UC)と特発性大腿骨頭壊死(ION)の人のちょっとした日々。
本の感想を主に書いてます。
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スポーツマッサージ&テーピング―誰でもできるプロのテクニック!プロ・トレーナーに学ぶアスリートのコンディショニング&ケア
  最近スポーツマッサージにとても興味があるんです。マッサージなんて気休めだくらいにしかこれまで思ってなくて、疲れたらもう寝るしかないなんて考えていたのだけれども、最近では疲れたときもきちんとマッサージして、ローパワートレーニングなんぞを軽めにやることで次の日に疲れをひきずらないという考え方にシフトしてきてます。

 というわけで読んだ。股関節と足の部分を中心に。指圧法に関してもいろいろあるということがわかりました。ただ人にやってもらうというよりかは、セルフマッサージ法を覚えたいと思います。後ろのほうにセルフマッサージの方法があります。このスポーツはここをマッサージするなんて分野別でもありました。ただちょっと古い本なので写真が部分部分エロかったりします。何故。
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股関節症―克服・痛み軽減トレーニング (ホーム・メディカ・ビジュアルブック)
 前にレビュした手術をしないでのりこえた15年という人のトレーナーの本
 
 期待していた割にはあんまりだったなぁ。水中リハ専門の人だから水中のことが多くて、あとは無理しないというような。最後にそのトレーナーにみてもらった色々な人の体験記。変形性股関節症のね。
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もう一回蹴りたかった
  とうとう読んでしまった。前評判としていまいち・・・みたいなことを聞いていたので、長い間読む気になれなかったのだけど、古本で買ってしまった。届いてすぐに読んで、ほんとにほんとに号泣しながら読んで何度も途中で涙を拭いた。内容はとあるJリーガーがIONと闘ってきた日々。

 サッカーに詳しくない人は望月重良という名を知らない。事実わたしは知らなかった。しかしこの本に出てくる名波やカズの名なら知っているだろう。望月は彼らと関わりあいながらおよそ10年Jリーガーとしてさまざまなクラブを渡り歩く。Jリーガーとしてはあまり恵まれないといえるかもしれないが、それまでは彼の属するクラブは小・中・高・大学とすべて日本一になっており、まさにサッカーのエリートとして育ってきた。彼自身はエリートと思ったことは一切ない、と言っている。この本を読めば本当にそうなんだろうと思う。純粋で素直で、新しい場所に行くときはいつも自分がそこで何かが得られるかをポイントとしてクラブを選ぶ。格好いい先輩、上手い先輩が大好きだ。幾分プライドが高く、甘えがあり、根性がないところがある。もっと悪く言えば自分勝手、自己中心的なところは否めないだろう。けれどどうしたってIONからは逃れられなかったのだ。
 ある異変に気づいてそれでも無理してプレーしててIONと宣告され、それからは2年と決めて地道にリハビリをする。なんどもめげそうになる、けどただ一つ思っているのは「もう一度ピッチに立ちたい」というその信念だった。彼はステロイド性でもアルコール性でもなく完全な特発性だ、もちろん原因は不明。全国津々浦々10人ほどの医者に診てもらったらしいのだが「サッカーを続けられる」といった医者はいなかったそうだ。私自身IONだから言えるけどそらそうだと思う。この病気はいかにして股関節への負担を減らすかがポイントである。水泳くらいだろう出来るのは。サッカーなんてどう考えても無理だと思う。けど簡単に受け入れることができなかったという気持ちももう十分、痛々しいほどわかる。彼は今はまったく手術をせずに普通に歩けているらしい、それだけでも良かったね、って私は思うくらいだから。
 高校の先輩である名波が何度も望月を気にかけて一緒に練習しよう、など言うんだけど、どう見てももう駄目だと思ったね、と書いてある。「アイツは自分の状態を伝えるときにちょっとカッコつけるというか、言葉が足りないというか、状態をいいように伝えるってところがある」「あいつは良くなってる良くなってるっていうんだけど、どこを基準にそう言っているのか分からない」って言ってる。厳しい、厳しすぎると私は思うんだけどそれがプロの世界なんだろうな。でも良くなってるって言いたい気持ち本当もう痛すぎるほどわかる。私もよく友人に聞かれてて「良くなってるよ」「70点くらいになってるよ」って言ってる。自分としては本当に・・・あの術後の悪い時期も見てるからそう言えるし、日によって良い日も悪い日も自分は毎日って言っていいほどこの足の状態を見てるから、全体的に言えばやっぱり良くなっているし、良くなっているといいたいという気持ちもあるのだ。名波は全然Jリーガーのレベルなんかじゃない、って言っているけど、そこまでのレベルに戻るためにもちろん本人も努力してたんだろうけど、「良くなってる」って言いたい気持ちも本当に理解できて・・・・この辺でもう号泣。
 しかし結局彼らの練習についていけないことで望月は引退することを決める。そして指導者になろうと決める。しかし指導者になるにも手にとって練習を教えることはIONのため難しいだろうし、彼自身が人づきあい苦手だからそういうのを治さないとって言っている。その通りだと思う。自分にもまた然りである。
 非常に印象的だったのが最後のカズの言葉。カズとは望月は京都パープルサンガで一緒であり、その後も横浜FCなどでチームメイト、カズの練習に対しても100%で取り組むというその姿勢を彼は現役時代には理解できなかった。望月が言うのは本番で力を出せなくなったら意味が無いから、だから調整調整、温存温存だった。カズは望月に対してもっと努力しなければならない、今日がなかったら明日はもうない、と再三言ってきたが、望月はしなかった。

 (前略)でもこの病気は最終的には自分で招いたかもしれない。努力をしないで才能だけでプレーしてきたから筋肉が落ちてきたときに支えられなくなったんだろう。それを誰かが、背中を押してやらせてくれる人がもう少し若い頃にいればよかったのかもしれない。でも誰かがいれば・・・そういう選手はたくさんいるからね。それでもあそこまでプレーしたのがシゲのすべての実力なんだ。自分でマックスまで追い込んだらここまでのパジォーマンスはできないと思い込んでいる。それが言葉は悪いけどシゲの限界だった。よく誰々は天才だったけど、もっと練習していれば・・・って言うでしょ。でもね、それも含めてのキャパであり実力だから。シゲも俺はもっとやればいいのにと思ったけれども、あれがシゲのスタイルであり、選手としての力、レベルだった。でもシゲはシゲで一生懸命やったよって言っているから、それはそれでいいんじゃないかな。徐々に足が悪くなったのも、力のうちのひとつだから。(中略)だけど横浜FCに来たときは一生懸命やっていたね、必死でやることが大事だということがわかったんだろうね。あの足で、苦しい顔をして追い込んでいた。でも頑張るのが遅かったね(つづく)

 元々頑張ることができなかった彼が悪いのか、頑張っていたとしても難病になっていればどうしようもなかったことなのか、頑張っていれば難病は彼に襲わなかったのか、すべてのことは今では仮の話にすぎない。それでもこのカズの言葉を聞くと、厳しいなぁと思うし、同時にカズは本当のプロフェッショナルなんだなぁとも思う。然るべき時期に然るべき量の努力をしなければ、取り返しが付かない思いをするし、どんなことをしても失われたものは取り戻すことは出来ないと私も思う。この本で望月は勿論難病になんてならないほうがよかったけれど、なったからこそ分かるものもある、自分の状況がいかに恵まれていたかということ、友人、家族の大事さ、敗者のメンタリティ・・・と挙げているけど、これこそ驕りにすぎないのではないかとさえ感じてくるカズの言葉だ。本当のプロはそういうのを失う前にちゃんと分かっているし、失っては取り戻せないということも理解している。中澤のインタビューなんか呼んでても非常にストイックで、そうなんだろうなぁと思う。私もこの病気になったからこそわかるなんて言ってたりするけど、もっと然るべき時期に然るべき努力をしてくるべきだったんだろうな、って思う。だから10万人に1人の難病に自分がかかってしまったというよりも、結局は自分で招いたものなのだという原罪的な部分を感じずにはいられない。

 かといって望月はやはり相当苦しい思いをしているので、彼に同情しないわけにはいかない。彼の病気と闘う努力のすべてが、自分と照らし合わせてしまって・・・。痛いか痛くないかではない、やれるかやれないか、その言葉にあるとおり、やれるかやれないかなんだって思う。私がIONで自宅でひとりリハビリしてても、今日はもういいじゃん的なことを思う日も当然ある。どうしたってある。けどそこで痛いか痛くないかではなく、やれるかやれないかっていう言葉がすべてなんだと思う。痛いからしない、やりすぎたら骨頭が圧潰するっていうのはただの言い訳で逃げてるだけなのかもしれない。とにかくIONはその本も少なく、そして体験記もないことから、非常に参考になった本でした。

 怪我であれば全治○カ月などで終わる、けど難病は治らないという言葉があって・・・はっとさせられた。私は先生に何度も何カ月で治りますか?普通に歩けるようになりますか?って問い詰めてたんだけど、先生はいつも半年くらいかな・・・とか小走りくらいなら出来るんちゃう?とか曖昧な答えを返すだけだった。何でよ、はっきりしてよって私は思ってたけど、そもそも難病だからそんなに簡単に治らないのだ。改めてこの難治性疾患ということを認識した本だった。
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変形性股関節症のリハビリテーション
勝又 壮一,金 誠煕,下田 宏登,土屋 辰夫,小泉 千秋,星 昌博

  これ図書館で借りたんだけど、意外にもA5ではなくB5の本だったため結構デカい。2005年3月に出た本なのに多少絵が古臭いというのはある。神奈川リハビリテーション病院が中心となって書いているみたいだ。

 リハビリテーションの考え方から筋肉強化法、ストレッチ法、歩行改善、日常生活運動について、水中運動、痛みへの対処法、術後のリハビリテーションについて書いてある。変形性股関節症と
<ほぼ>同じようなリハビリでIONは対応することが可能と思うので借りたわけなんだけど、この本はその筋トレやストレッチで駄目なパターンまで書いているのがいい。こういう動きは駄目ですよ、っていうね。筋トレはひとつひとつこの動きは外転筋の強化、これは腸斜筋の強化のため、ってこの動き=どこの部位が鍛えられるかっていうの記載されているのがいいですね。ただちょっと無理だろこの動き・・・なんてのも多少は載ってますけど。
 この本によると上体は体重の60%であるから、2本足で立つときは片側の股関節に30パーセントの力が加わる、つまり体重50kgなら15kg。けれど、片足で歩く時には40kgかかるとのことなのだ。基本的に歩くというのはその瞬間は片足なんだからそれぞれ40kgを瞬時に切り替えて歩いているということになる。それはもうなんとも・・・難しいわけである。赤ちゃんが1歳の時に15kgだとしてこの計算によれば10kg超が片足にかかってるんだけど歩き出すもんな。
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手術をしないで乗り越えた股関節症15年の記録
  変形性股関節症患者にとってバイブル的一冊。IONと変形性〜は兄弟のような存在であると思うため、意を決して中古で購入。1500円ほどした。

 うーん、本当に患者が書いているので患者目線で良いと思う。毎日の日記、クリティカルパス、プールでの歩き方、杖の持ち方、毎日の過ごし方…医師とトレーナーとの連携性。一貫してこの本が言っているのは「絶対に無理しない」ということだ。座っているときもものすごく股関節には負担がかかる。だからなるべく寝たカッコにするなどなど。その方は変形性股関節症を文字通り「切らずに」治したのだが、それなりに努力をされていると思う。毎日プールに行ったり、専門トレーナーをつけてコーチングしてもらったり、温泉病院に入院したり。本当そのぶれない姿勢に感動したのだが、しかし時間とお金がある人向けだとも思う。なぜならコーチングは保険適用外であるし、その方の通われているフィットネスクラブを調べたら専門コーチング料が月7万かかる。過去と現在で違うだろうけれど、それでも高い、高すぎる。一般人にはとてもじゃないが無理である。ましてや特定疾患のわれには助成が受けられるので手術したほうが安いということはある。しかし、しかしだ・・・お金のことだけではない。一旦切ってみるとわかるのだが、切ることによってうけるダメージは計り知れない。足的にももちろん精神的にもだ。満点を100として50点の足だとすると、切ったら一旦0でまた100にするのに100のエネルギーが必要とされる。50なら50から100にすればいい。もちろん50から下がるということだって考えられるけれど0までは下がらないだろう。だから切らないで出来ることがあればこの本にあるように出来る限りしたいと思う。切ってから思うなよ、って感じだけど。まあ私の場合はもう1足あるので…。やりすぎと筋肉痛と心地よい疲労とのその関係性までうたってくれているのでとてもよろしい本である。
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股関節の病気とケガ
 

この本も地元の図書館にて。手術後に読んだのだが、術前に読んでいればそれはそれで良かったと思える1冊である。変形性股関節症、ION、股関節リウマチ、股関節部骨折に触れられており、とにかく先生が丁寧に解説してくれている。最後には先生へのお悩み相談的一問一答もついている。その他身体障害者福祉法についても言及されております。
 IONについては25ページほどで、日本においてステロイド剤による治療をうけている人が昭和35年ほどから増えたのだが、それにともなってこのIONの患者数がすごく増えているのグラフになっており、よくわかる。とはいっても、ステロイド性:アルコール性:特発性はこの時点では111であるんだけれども、一番多い原疾患のSLEであってもSLEからIONになる人は10パーセントであり、同様に腎移植を受けた人からの発生率も10パーセントなので、ステロイドを悪者にはできぬ!と言っています。あとはそれぞれの手術法に関する説明ですが、最後にIONと誤診されやすい病気というのがのっていて、これが非常に良いと思う。とはいっても医者がこれといわれてるのに実はIONではなんて素人目には気づかない・・・って思ってしまう。私もですが誤診されてたので…。

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新・よくわかる股関節の病気―手術をすすめられたひとのために

 この本地元の図書館にあるのだが、もはや何回借りたかわからないほど借りた。そろそろ買おうかなって思う。変形性股関節症、ION、大腿骨近位部骨折について言及されており、IONだけでも50ページにもわたって書いてある。緻密なことまではわからないが、おおよそのアウトラインはこれで掴めるし、IONしか無い骨頭回転骨切りについても詳しく書かれてある。まあそれによると最低1年は杖使ってねとのことなのだが…。IONについても、最初の頁にこの病気は難治性疾患なのだ。けれど他の病気と違って命に別条は無いから安心してね、でも治療に2年以上かかるから50%が転職し、多くの患者が失業してる、と歯に衣着せず言ってくれている。またタイプCだとどんだけ鍛えてももう治らん。手術しかないとも言ってくれている。まあ、そうなんだけど…ここまではっきりいってくれるので、最初読んだ時は自分がえらい病気になってしまった、という思いを助長させました。先生は名古屋大学の先生なので、名古屋大をおすすめしているのだが、その他ION100例以上の手術経験があるのは、九州大、昭和大学藤が丘など、全国にほんの数箇所しかないと言っている。もちろん刊行は2003年なので古いのだが、IONという病気が患者数が少ないので、本当に経験数の多い病院で手術を受けるということがどんなに大切かと思う。しかし地元で受けたんだけど・・・さ。現在では再生医療も行われるようになったし、上に挙げた病院だけではないと思います。


 その他変形性股関節症についても詳しく言及されており、クリティカルパスなども載せてくれている。ゴールデンレトリバーも股関節脱臼になるらしく、そんなレントゲンも見れるIONのバイブル的1冊。

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